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松坂屋地下店 販売スタイリスト
青木 友梨
至学館大学 2015年入社

目標は賄いを通じた商品開発。学んだ知識が活かせる職場です

先輩社員一問一答

Q.大学は健康科学部ということでしたが、なぜ矢場とんを希望されましたか?

大学時代に栄養学、特に賄(まかない)について取り組んできましたのでそこで得た知識を活かせるという理由で入社しました。また、面接でその知識を商品開発にも繋げていけるというお言葉をいただいたことも後押しになりました。

Q.具体的な仕事内容は?

お持帰り専門店で、接客販売や店頭の商品ディスプレイ、調理、食材や資材の発注等を中心に店舗運営を勉強しています。今後商品開発に関わりたいと考えていますので、店頭にてお客様の動向を肌で感じながら日々経験を積んでいます。また、厨房での調理、デベロッパーに提出するための書類作成や予約情報の管理等々....意外とデスクワークも多いです。

Q.この仕事で嬉しかったことは何ですか?また辛かったことは

私が勤務する店舗はいわゆるデパ地下です。大手百貨店の名店が軒を連ねる中、矢場とんを選んで、お声がけ頂いた瞬間はとても嬉しいです。最近では周りのテナントの方やお客様からいつも笑顔で頑張っているね、と話しかけてもらうことも増えてきました。心掛けていた事を見てくださっている方がいるのをとてもうれしく感じます。

辛かった事は入社一年目に迎えた年始の初売りです。福袋の販売がとても好評で次から次にオーダーが入るのですが、まだ入社間もない頃で狭い厨房内を動き回ることに慣れておらず、目が回るような忙しさが数日続きました。ですが、営業が終わった後は『やり切った!!』という達成感があり、また頑張ろうと思えました。

Q.仕事をする上で、普段気をつけていることはありますか?

常に笑顔でいることと感謝の気持ちを忘れないことです。
デパ地下ではいつもお客様に見られている状況ですし、お客様には気持ちよくお買物をして頂きたいと思っております。自分がお客様の立場になった時、無表情で接客されるよりも笑顔で接客されたいので、特に表情は意識しています。
そしてもう一つ気を付けていることが、どんな時でも一緒に働いてくれている方々への感謝の気持ちです。いつも周囲の方々には助けてもらってばかりなので、感謝の気持ちは絶対に忘れないようにしています。

Q.今までの仕事の中で印象に残っているエピソードは何ですか?

常連のお客様との会話です。デパ地下では多くのお客様が利用されます。何度かご利用して頂いている方にお声をかけた時に「えー!私の事覚えてくれていたの?」と本当に喜んで下さっていて自分も嬉しくなりました。逆にお客様から話しかけてくださる事もあり、「いつもキッチンで頑張っているのを見ているけど、本当にニコニコ楽しそうに仕事をしているね。」とお褒めの言葉を頂きました。こうしたお客様との会話が何よりも仕事への原動力になります。

Q.入社1年目の仕事、それから現在の仕事内容を教えてください。

入社1年目は、店頭で接客を中心に行いながら、商品知識や矢場とんという会社を学んでいきました。愛知県出身ですので、矢場とんの事は入社前から知っていました。ですが、お持帰り専門店の新店舗立ち上げに関わらせて頂き、レストランとは違って矢場とんをよく知らない方が沢山いらっしゃることを知りました。そのような方に商品を説明するためにも、商品知識がなければお勧めることはできません。最初は分からないことばかりでしたが、分からなかった事や疑問に思った事はすぐに先輩社員に相談をし、知識を深めてきました。聞いたら必ず答えてくれるので、一つひとつ乗り越えることができて次の接客の時に活かすことができました。

2年目は、接客に加え、厨房での調理・商品や資材の発注・デベロッパーへの書類作成や予約情報の管理や手続きなどを行っています。予約はただ時間に合わせて商品を作るだけではなく、内容によって様々な手続きを行わなければなりません。一般のお客様や企業、外商様等お客様によって手続きが異なりますので、把握することは本当に大変でした…

現在は、店舗管理の業務も少しずつ任されるようになってきて、自分の店舗だけでなく名古屋駅ジェイアールタカシマヤ店等他の店舗にも行くこともあります。その都度パートの方や契約社員の方と話をしながらお店をどう良くしていくかを考える様になりました。皆さんの思いを形にしていき、矢場とんが大切にしている”感謝”と”おもてなし”の精神を忘れず、お客様に「また来たい」と思って頂けるようなお店をつくっていきたいと思っています。

Q.仕事を通して何か自分に変化や成長はありますか?

家族のありがたみを実感することができました。今まで学生時代にアルバイトはしてきましたが、社会人になって働いて自分でお金を稼ぐことの大変さを知りました。今まで両親はこんなにも大変な思いをしてお金を稼いで私を育ててくれていたのだ、と実感しました。もともと仲は良かったですが、社会人となって両親や家族と過ごす時間を増やすようにして、その時間を大切にしています。

Q.矢場とんの社風や、矢場とんで働く魅力を教えてください。

一言でいうと家族みたいな会社です。例えば家族の誰かが元気がないと自然に気がつきますよね。矢場とんも同じように、絶対に誰かが自分のことを見てくれています。仕事でミスばかりでとても落ち込んでしまっていた時も多くの方が気にかけてくれましたし、励ましてくれました。また、私が間違った事をした時にはきちんと正しい事を教えてくれます。家族の様にしっかり向き合ってもらえるからこそ、「皆と一緒にまた頑張ろう!」と思えました。

Q.カンボジアの研修で学ぶ事は(学びたいこと)ありますか

矢場とんでは、カンボジアへのボランティア事業の一環で社内の募金活動(賄い募金)があります。今度は自らカンボジア研修に参加する機会がありますので、今まで募金してきたことがどのように役に立っているのか?をしっかりと見てきたいと思います。学生時代、福島の子供たちを支援してきたボランティア団体に所属していました。福島の子供たちとカンボジアの子供たちとは状況は違いますが、大学時代に行っていたボランティアの経験を通して多くのことを学んでいきたいと思います。

Q.新人賞を受賞した時の気持ちを教えてください。

とにかく嬉しかったです。上司から、「青木なら獲れるから頑張れ!」と言われていました。様々な事を教えて頂いて大変お世話になったので、新人賞を獲ることで感謝の気持ちを伝えたいと思っていました。名前を呼ばれた時には、思いが叶った!とただただ嬉しかったです。家族にもたくさん支えてもらったので、頑張りを示すことができてよかったです。

Q.今後の目標を教えてください。

近くに目標となる方々が沢山いらっしゃるので、その方々の背中を見て同じように走っていきたいと思っています。今後はより商品知識を増やしていき、日々の営業の中でお客様ニーズを汲み取り、栄養管理士の資格を活かして商品開発事業や賄い事業に携わりたいです。

とある一日のスケジュール

起床 6:00
起きてからご飯を食べて、身支度を整えて店舗へ向かいます。学生時代にしていた部活動のお蔭で朝は強いので早起きは得意です!
出社 8:30
デパートは朝の従業員入口が大変混雑します。慌てたくないので早めに家を出て、余裕を持って着替えや移動をすませて出社しています。
午前業務 9:00
朝の開店準備をはじめ、お弁当や惣菜・サンドイッチを作りつつ、デパートへ検食を提出します。商品の準備が落ち着いたら、前日の売り上げを入金します。店舗に戻ってお昼のピークに備えてお弁当を作っていきます。
ランチ/休憩 13:00
セントラルキッチンから、毎日届けられる美味しい賄いを食べています。デパートの従業員食堂で食事をしていますので、仲の良い他の売り場の方と休憩時間が一緒になった時は楽しくお話しをしています。
午後業務 14:00
夕方のピークに向けた仕込みやお弁当や惣菜の仕込みを行っています。それが終わったら店頭・キッチンの資材の補充等次の日の準備も並行して行っていきます。
休憩 16:00
休憩室でコーヒーを飲んだり、ゆっくりしたり、時にお昼寝もします。お昼同様に休憩時間が合えば他の売り場の友人と過ごしています。気になる催事があればお買い物もします♪
仕事再開 16:30
夕方のピークの時間にはお弁当を作っています。ピークが過ぎたら商品発注や日報を書いたり、明日の予約状況の確認等順次行っていきます。時間が空くことがあれば前倒しで次の日の準備をしています。
退社 20:00
お店の片付け、売上入金を行って最終点検をします。発注や日報の確認やキッチンの安全点検、レジの締め作業が漏れなくできているのか?等翌日の仕事がスムースにできるように入念にチェックしてから退社します。
帰宅 21:00
家に帰ったらドラマを見たり、お仕事では立ちっぱなしなので軽い運動やストレッチをして体を動かしたりしています!時間に余裕があれば小説を読んだりもしています。
就寝 0:00
学生時代からの習慣で早い時間に寝てしまいます。次の日も元気よく仕事するためにも睡眠時間はしっかり取る様にしています。
Q.休日の過ごし方

友人とカフェでランチしていることも多いですが、ライブに行くことが好きなのでよく行っています。音楽がとにかく好きで1人で東京のライブハウスへ行くことも…
運動も好きで、学生時代は長距離選手だったので、音楽を聞きながら30分から60分程度ゆっくり走っています!目標は大きくフルマラソン完走です。

Q.後輩へのメッセージ

働いてお金をもらうということは大変で、つらいことや嫌なことも勿論たくさんあります。ですが、矢場とんでは私たち1人1人を見てくれている会長や社長や女将さんを初め多くの方々がいらっしゃいます。悩んで立ち止まったとしても親身に聞いてくれる方ばかりです!入社前は不安でいっぱいでしたが、目標を持ち続けられてとても働きやすい環境だと思います。